Poem -Life Collection-
夢の途中
夢をあきらめることで
傷つくことから逃げ出そうとしてた
そのことに気づいたのは
あなたがいなくなったから
夢を見ることが当たり前で
かなわないからあきらめようなんて
それはあきらめることが贅沢だなんて
知らなかった頃の話
夢を見ることすら許されず
追いかけることすらできない
あなたの声がわたしをなじる
"あなたは自由で
あなたは走れて
あなたには夢があって
だから駆けていけるのに"
物言わぬ口で 瞳で
だけどあなたはわたしをなじる
いつか語り合った夢の先
あなたは永遠に来ない
あなたが支えてくれた夢
かなえばあなたは報われるのか
答えの見えない夢の先
あなたは消えてしまった
未だ夢の途中で