Poem -Gift Collection-
地下街
				雑踏の中を歩き回る
				そこにある なにかを
				捜し求めるために
			
				地下街の階段
				潜っていく自分は
				殻の中に入って行く
				ヤドカリのよう
			
				いた
				そうだ あれだ
				地下街を歩き回る
				自分の姿
			
				多くの店のウィンドウに映る
				自分の姿
			
				雑踏の中で
				浮きあがって見える
				自分の姿……
			
writing by 砂海原祐津 in「砂海原裕津の隠れ家」(2001 Oct 26)
砂海原裕津さまよりいただいた詩。拙作「残り香」を読んで思いつかれんだとか…。この雰囲気はなにか、鼻の奥にくるものがあります。なんというのか。「鼻につく」ではありませんので、お間違えなきよう(笑)。素敵な詩をどうもありがとう♪