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Poem -Gift Collection-

そして君の眠る夜

僕は黙って笑おうか
それとも詩(うた)を謳おうか
君を夢へと誘(いざな)いに
静(しず)や音色を奏でよか

闇に沈む世界映し 愁(うれ)う君の蒼き瞳
かなうならば僕の腕の中で閉ざして
このまま夜がゆき過ぎればいい
そして君の眠る夜
たとえそこに暖かさなくとも
君だけはぬくもりを感じていて
そして君のぬくもりを
どうか僕に感じさせてほしい
たとえそこに明るさがなくとも
君だけは輝きをなくさずに
そしてどうか僕を照らしつづけて

この腕の届くかぎり
この目の届くかぎり
そしてこの 心の届くかぎり
僕は君を守ろう
もしも君の瞳に涙の宿ることあらば
そのやわらかな頬にこの手をそっと触れさせて
そしてこの唇に
君の涙をすくい取らせて
触れ合う肌のぬくもりに
君の心が和らぐように
君の疵が癒されるように

そして君の眠る夜
明けゆく空に僕は祈ろう
朝陽のまぶしさに目覚めた君の
澄んだ蒼き瞳に映るもの
それが 僕であるように

for 天慈 in「SISワールド」(2001 oct 02)

天慈さまの17000Hitのキリ番リクエスト。彼女の小説「光の乙女」のマリーくんの心情を綴ってみました。違うイメージにならないように、ドキドキものの挑戦でした(笑)。

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