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願い

あとがき

実はこの話を書くまで、セリス ♥ ユリアっていうのは、あまり好きじゃなかったという過去があったりします。それがなんでこんな話を書いたかっていうのは、すごく謎かもしれない(笑)。

最初に「願い」ってタイトルの話にしよう、というのが頭にあって、そうしたら「願い」って言葉が一番しっくり来るのはユリアだなぁって思って、そういえば彼女はいつセリスが実の兄だと知らされたんだろうか、とか。ゲーム中には出てこないし。まぁ、マンフロイにさらわれてから戻ってくるまでの間だろうなぁ、と。みんなのところに戻ってきてから、レヴィンにでも聞かされた…なんてこともありかもしれないけど、ちょっと辛すぎるかなぁ、と思うし、マンフロイに操られるにしても、それなりに心のダメージがないとさすがに抵抗してくれるかなと思うし(あれだけ魔力が高いんだから、おいそれと操られるわけもないと思う)、昔の記憶が戻ってぐらぐら来てるところに、実の兄に恋してたとなったらこれはもう完璧(何)だろう、と(ぉ

まぁ、そんな打算的な考えばかりで書いていたわけじゃないんですけど。っていうか、打算も何も普通に考えつくか(^^;某聖戦漫画ではマンフロイが秘密を暴露していたのですが、個人的にはユリウスに言ってもらいたいなぁ、という希望があったり。別に深い意味はないのですが。で、よしまずそれを書こうと思って書いていたら、いつのまにか筆が滑って(?)セリユリっぽいの、になってしまっていたというわけです。おやぁ?

恐らく読んでくださった方の中に、元ネタをご存知ない方はいらっしゃらないんじゃないかと思うのですごく蛇足なのですが、一応補足などしておくと、このユリアという人は「2」の回想シーンに出てくるグルティア城より少し後にマンフロイという悪玉(笑)にさらわれて、双子の兄であるユリウス(この人ラスボスです)のもとへ連れていかれます。で、牢に閉じ込められるわけですが(それが「1」のシーン)、その後マンフロイの術に掛かって、セリスや味方を殺しに行くのです。セリスたちはユリアの攻撃を防ぎつつマンフロイを倒し、それでユリアにかけられた術がとけて正気に戻る、というわけです。「2」の頭で操られてて、ラストはすでにマンフロイ倒されて正気に戻ってますので。

ユリアってどこか危なっかしくて、ふらふらしてそうで、常日頃から過去のこととか回想したりしまくってそうだなぁ、とか思ったらこんな感じになってしまった。読みにくいかも。分かりにくいかも(汗

賛否両論あるラストかと思いますが、まぁこんなんもありかもって感じで読んでいただけると嬉しいです。短編仕上げなので、いろいろと書き込み不足なんですが、「それはまた別のお話」手段で逃げておく(笑)。

それでは、ここまでお付き合いくださった方々、ありがとうございました。よろしければ、またお立ちよりくださることを楽しみにしています。

2002年8月21日 凪沢 夕禾